2007年02月13日

離婚時年金分割のポイント その3−「分割の割合」

こんにちは、年金専門社労士の「ゴーゴー社労士」です。

最初の挨拶も少し変えてみました。「年金専門」でやっていく以上、大なり小なりアピールをしておかないことには浸透しないので、しつこくアピールはしていきます。

今年のプロ野球のキャンプに、元大阪近鉄バファローズの3番打者と4番打者が入団テストを受けることになります。3番打者=ローズ選手は元の所属チームといっていいオリックス・バファローズで、そのオリックス・バファローズとの契約交渉がまとまらず自由契約になった4番打者=中村紀洋選手が中日ドラゴンズでテストを受けます。ともに実績は申し分のない2選手ですが、ローズ選手は昨年丸1年ブランクがあったこと、中村選手はたとえ合格しても育成選手扱い=背番号200番台=選手契約されない限りは2軍の試合にしか出られないという過去の栄光とはまったく関係のない状況に身を置くことになるかもしれません。両選手は過去の栄光を捨ててがむしゃらに、野球ができることが幸せだという環境に身を置くことになるのでしょうか。

今日から「離婚時の年金分割」の特集を復活させます。第3回目は「分割の割合」です。

分割の割合については「半分」になるということはおそらく聞いたこと、見たことがあると思いますが、結構落とし穴があるので注意が必要です。

(1)分割の割合は「最大で」半分、ただし、夫婦の標準報酬月額の割合で分割の裁定ラインは決まる

前回で書いたように正しくは婚姻期間中の「標準報酬月額」の分割を行うことになりますが、仮に妻が婚姻期間中に仕事をしていて標準報酬月額が存在する場合には、夫の標準報酬月額と合算して、妻の比率と夫の比率で按分した割合から最大で半分=50%の分割をするということになります。

例えば婚姻期間中の夫の標準報酬月額が40万円、妻の標準報酬月額が20万円の場合は夫婦の標準報酬月額の合算額は60万円、夫と妻の標準報酬月額の比率は2:1=67:33になるので、33.333%<分割の割合≦50%となるように分割の割合を決めることになります。婚姻期間中に妻が専業主婦=標準報酬月額がない場合は、当然ながら0%<分割の割合≦50%ということになります。

(2)分割は「標準報酬月額の多いほうから少ないほうへの分割」である

上記の例であれば夫の標準報酬月額が40万円、妻のそれが20万円ということで、夫の標準報酬月額が分割されて妻のそれに上乗せされるという形になります。分割は「標準報酬月額の多いほうから少ないほうへの分割」なのです。ということは上記の夫婦が逆の立場=妻の標準報酬月額が40万円、夫のそれが20万だったとしたら、妻の標準報酬月額が分割させられることになります。こういったケースはあまり多くないかもしれませんが、結構盲点になる部分ではないでしょうか。

(3)3号分割は自動的に分割できるが、それ以外は協議等で決める

詳しいことは明日に回しますが、実際の分割方法は協議によるか、家庭裁判所で決められることになります。なお、来年の4月からは専業主婦であった期間に代表される第3号被保険者期間については協議なしにその期間の標準報酬月額が自動的に半分分割される制度が始まります。ただし、来年の4月からの専業主婦等であった期間が対象で、それ以前の期間は対象になりません。また、来年の4月以降仕事をして標準報酬月額が存在する場合は従来の協議分割になります。いわゆる3号分割についてはこれからの制度であると考えておいたほうがいいでしょう。


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posted by gogosharo at 13:27| Comment(2) | TrackBack(0) | 離婚時年金分割 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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