2005年11月24日

国会議員、厚生年金加入?

こんにちは、「午後から社労士」です。

今日の日経新聞にびっくり仰天する記事が載っていた
ので紹介します。

(ここから引用)

与党、厚生年金加入案が浮上・議員年金廃止で
 国会議員互助年金(議員年金)を来年4月で廃止すると決めた与党内で、
議員が厚生年金に加入できるようにする案が浮上している。「引退後の生
活を国民年金だけに頼るのは不安だ」との声が相次いでいるためだ。

 自民、公明両党の衆院議院運営委員会の理事は22日、民主党の理事と会
談し、厚生年金加入案を提案した。国民年金以外の年金に加入していない
議員を対象に厚生年金に入り直すことを認めるという内容だ。

(引用ここまで)

さらに日経新聞では、与党案では衆参両院議長を雇用者、
国会議員を被用者と位置づけ、雇用者負担分は税金から
支出することになると書いています。

厚生年金保険法第1条は次のように書いています。

この法律は、「労働者」の老齢、障害又は死亡について
保険給付を行い、労働者及びその遺族の生活の安定と福
祉の向上に寄与することを目的とし、あわせて厚生年金
基金がその加入員に対して行う給付ない関して必要な事
項を定めるものとする。

果たして国会議員は「労働者」といえるでしょうか?

労働者の定義は「使用者の指揮命令を受けて労働力を提
供し、その労働の対償として賃金を支払われる者」です。
国会議員は、各政党の公認(無所属の場合もあり)を受
けて、各選挙区の有権者の支持を得て選出されます。い
わばその選挙区の「代弁者」であってその性格上「労働
者」と言うには無理があると思います。

また、雇用者負担部分は税金から支出、ということです
が、議員年金が大きな批判を浴びたのはその拠出の大部
分が税金から支出されていたことではなかったでしょう
か?単に議員年金の支出を厚生年金の支出に置き換えた
だけでロジック的には議員年金と全く同じ考えのような
気がします。

つまり、議員年金を当てにしていたのにそれがなくなっ
てしまうから、その穴埋めとして厚生年金に入れろ、と
いう国会議員の思い上がり、特権意識、既得権意識が表
われているような気がしてなりません。

与党内でも「新たに税金を投入する事態になれば、国民
の批判が再燃しかねない」と慎重論も少なくない、と日
経新聞は書いていますが、間違いなく批判は起こるに決
まっています。上記引用記事のようなロジックは明らか
に無理があるように思います。

国会議員である以上、議員自体の年金も重要だと思いま
すが、我々一般庶民が受給できる年金のこともよく考え
て欲しいです。


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posted by gogosharo at 17:03| Comment(3) | TrackBack(0) | 労務関連ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
村上さん、こんにちは。
コメント&TBありがとうございます。
おっしゃるとおり、議員さんは自分の都合だけでいいすぎると思います。
Posted by まねき猫 at 2005年11月26日 10:29
確かに、かなり国民をなめてますよねヽ(`⌒´)ノ
Posted by よろず  gyoseishoshi2006 at 2005年11月26日 11:48
まねき猫さん、よろずさんへ

コメントありがとうございました。
該当記事を読んで「?」と感じたのは
私だけではないと思います。

国民をなめてる、言われても仕方がない
と思います。
Posted by 「午後から社労士」村上隆洋 at 2005年11月26日 23:24
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