もう皆さんご存知の通り、荒川静香さんが金メダルを獲得しましたが、ここで注目すべきなのは「逆転で」金メダルを獲得したことです。日本の選手は大多数が先行逃げ切り型で逆転勝ちタイプがあまり見られない傾向があります(あくまでも私の感覚ですが)が、その中で「逆転勝ち」したことは大いに賞賛されていいと思います。もちろん「逆転勝ち」するだけのメンタリティー、そのメンタリティーを確固たるものにするほどの「根拠のある」練習量が備わっていたことを忘れてはならないと思います。
その一方で、民主党の議員がある意味「一発逆転」を狙って証拠として出したメールが確固たる「根拠」が示されないことで大問題となり、結局その議員は休業(最終的には議員辞職?)に追い込まれ、ただでさえ今回の選挙で立場の弱まっている民主党の地位がさらになくなってしまうという惨状になっています。
ということで今日の投稿テーマは「根拠」としますが、上記の例でも明らかなように「根拠」のあるのとないのとでは大きな違いが表われてしまいます。4・5年前の社労士受験時にさかのぼりますが、その時の講師の先生が「問題に解答するときは単に正解・不正解を出すのではダメで、その根拠を明らかにして回答しないと実力は身につかない」と言われたことを思い出しました。私は2回目の受験で合格したのですが、問題を解くときに「根拠」を示して解くことを徹底して行ったことで実力がついたのが2回目の受験でした。
当然ながら実務をする上でも「根拠」というものは必要で、質問された場合に対してしっかりと法律の条文や判例、通達などの「根拠」を調べた上で回答するのと「根拠」のない自分の思い込みで回答するのとではその回答に対する信頼度が全く違うものになるはずです。我々士業は「その道のプロ」であるわけですが、プロだからといって「根拠」を示さずに質問に回答してしまうとプロとしての威信が揺らいでしまう可能性が大いにあるので、「根拠」をしっかり示した上で回答することを常に忘れずにいきたいと思っています。
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社労士試験のことなどを例として「根拠」の大切さを書いたわけですが、実務上においては特に「根拠」が重要視されると思っています。その意味ではそのきっかけを提示していただいた当時の講師に感謝しています。
仕事上で根拠を示す事で相手方の理解も違い
ますよね。
こちらも安心できるし・・
結局相手方に納得・理解してもらうためには「根拠」が必要であることは特に民主党のメール問題を見れば明らかなことだったと思います。
このことは士業(そうでない人も)である以上忘れてはならないことだと思います。