2006年03月23日

多重債務者の闇

こんにちは、「午後から社労士」です。

今日は「メルマガ」のコンセプトを考えていました。「誰を対象にするのか」「メルマガを書く目的は何か」「どういうテーマの内容で書くか」というごく当たり前のことを考えています。ブログ・ホームページもそうですがコンセプトの明確でないメルマガは読まれませんし、スタートで失敗すると挽回が非常に難しくなるだけに基本をしっかり考えてからメルマガを出そうと思っています。4月には発行できるようにしたいと思っています。

今日はちょっとビジネスから離れますが、気になった記事を紹介します。読売新聞の記事の引用です。

(YOMIURI ONLINEより引用)

多重債務者の4割、必要額以上の借り入れ勧誘体験あり

 多重債務者の約4割が、消費者金融や信販会社などから必要な金額以上の借り入れを勧められていたことが22日、国民生活センターの調査でわかった。

 借金を苦に自殺を考えた人は3割を超え、多重債務の深刻さをうかがわせている。

 調査は昨年11〜12月、34都道府県にある弁護士事務所や司法書士事務所などに相談に訪れた多重債務者585人を対象に実施した。

 多重債務者が初めて借金した時の年収は「200万円未満」(29・9%)が最多で、借金の理由として「収入の減少」(25・6%)や「低収入」(20・0%)を挙げる人が目立った。

 その後、新たな借り入れを行った理由では「借金返済」(51・5%)が最も多く、借り入れ件数は「5〜7件」(35・5%)が最多で「8〜10件」(27・1%)「11〜15件」(13・9%)が続いた。

 貸金業規制法では、貸金業者に対し、借り手の返済能力を超える貸し付けの契約締結を認めていないが、「必要な金額以上の借り入れを勧められた」ケースは38・6%に及んだ。「電話などで追加の借り入れを勧められ、店舗に行かないまま銀行口座にお金が振り込まれた」ケースも21・4%に上った。

 多重債務が生活に及ぼした影響は深刻で、「自殺を考えた」(35・0%)が最も多く、「ストレスから病気になった」(30・4%)「離婚や別居など家族崩壊を招いた」(22・6%)「職場を辞めた」(12・1%)などが目立った。

(引用ここまで)

私は大手消費者金融会社本社の債権管理部で仕事していたことがありました(といってもバイト社員でですが)。上記の多重債務者に対して支払督促などの法的処置を取ったり、通常裁判を通じて返済をしてもらうように努力してもらう(例:月1万円ずつ支払うなどの和解)といったことを行う場所でしたが、ある意味社会の縮図を知るような場所でもありました。

2年半仕事をしていたのですが、このような多重債務者にほぼ共通する傾向としては「消費者金融からお金を借りることを誰にも知られたくない、でも借りざるを得ない」ということです。また新聞の記事のタイトル通り、「この額は大丈夫なのか?」と首をかしげる案件もあったことは事実です。

私の場合は「企業の論理」側から多重債務者の闇の部分を知ることになりましたが、もちろん対極の「弱者救済」側の論理というものもあるわけです。「企業の論理」と「弱者救済」の利害が一致するということは基本的にはありえないと思いますが、こういった多重債務者という「社会的弱者」をできるだけなくすようにしてもらいたいものです。

あとは借りる側の「意志」も重要になってくると思います。最近は携帯電話などで楽に借りられるようなシステムになっているので、必要額以上は絶対に借りないという「意志」がないとズルズル多重債務者への道を突っ走ってしまうことは間違いありません。気づいた後ではもう遅いのです。


人気blogランキングに参加しています。

blogranking


にほんブログ村にも参加しています。

にほんブログ村 士業ブログへ
posted by gogosharo at 18:34| Comment(0) | TrackBack(2) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック

振込め詐欺の次は 【貸します詐欺】?!
Excerpt: リストラで生活苦に陥った関西の40代男性派遣社員がこの春、多重債務を一本化しようとして「貸します詐欺」に遭い、自ら命を絶ったという。「もう これまでかな……」とパソコンに残された文章を遺族は読み、初め..
Weblog: クレジット&キャッシング カード業界のコールセンターからみた裏側
Tracked: 2006-12-03 04:05

多重債務の整理方法と自己破産の実態
Excerpt: クレジットやローンなどの借金のことを「債務」というが、1人で複数の金融機関やクレジット会社から借入をしている人を「多重債務者」といいます。債務が多重化する原因についてはいくつかあると思われます。最近の..
Weblog: クレジット&キャッシング カード業界のコールセンターからみた裏側
Tracked: 2007-01-08 02:21
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。