2006年09月08日

厚生労働白書

こんにちは、「ゴーゴー社労士」です。

以前に社労士・税理士・司法書士を対象士業とした労働者派遣が解禁されそうなことを投稿記事にしたことがありますが、どうやら司法書士については対象から外れることになりそうです。理由は定かではありませんが、司法書士の業務については派遣との関係がもしかしたらそぐわなかった、ということも考えられるかもしれません。

今日は能力開発の助成金(各論)の続編について書く予定でしたが、本日厚生労働白書が発表されたことを受けて本日は厚生労働白書について書こうと思います。助成金については後日に回しますが、ご了承ください。

(NIKKEI NETより引用)

「育児や介護に参加できる働き方必要」厚労白書

 川崎二郎厚生労働相は8日の閣議に2006年版厚生労働白書を報告した。今年の表題は「持続可能な社会保障制度と支え合いの循環」。人口減少時代を迎え、予想を超える速さで少子化が進んでいる現実を踏まえ、社会保障や雇用制度のあり方を検証する内容になっている。

 昨年の合計特殊出生率(速報)は、国の予想を0.06ポイント下回る1.25だった。白書は「急速な人口減少は、国や社会の存立基盤にかかわる問題」と指摘。国民の間にも不安が生じているとして、少子高齢化が進んでも機能する社会の安全網(セーフティーネット)を整える必要があるとしている。

 具体的には、個人の負担が増す育児や介護などを家族や地域社会が支援できる体制が必要と分析。こうした活動により多くの人が参加できるように、長時間労働を是正するなど企業や労働者が働き方を見直す必要があると指摘している。

(YOMIURI ONLENEより引用)

少子化要因は育児世代の長時間労働…厚生労働白書

 厚生労働省は8日、2006年版厚生労働白書を公表した。白書は、少子化の要因の一つに、30代を中心とした育児世代の長時間労働を挙げ、労働者の仕事と生活の調和を実現する働き方の見直しは企業の社会的責任であると強調した。

 国民に対しても、長時間労働を生む原因となる「24時間サービス」「即日配達」など、利便性を際限なく求める姿勢を見直すよう訴えている。

 白書によると、25〜39歳で「週60時間以上」の長時間労働をしている人は、2004年には20%を超え、10年前より4ポイント前後が増えた。仕事以外の時間が足りない状況は、「少子化の一つの要因で、長期的にみて社会の活力を低下させる」と分析。労働者が仕事に偏った生活から解放され、仕事と家庭の調和がとれた状況「ワークライフバランス」の実現を求めている。

 こうした現状を踏まえ、白書では、小学2年生までの子供がいる社員には、通常より短い勤務時間を認める「短時間正社員制度」を導入する企業や、育児休業中でも、重要な会議にテレビ電話で参加できる企業など、全国の先進的な取り組み34例を紹介している。厚生労働省は「具体的事例を多数掲げることで、仕事と生活の調和が実現不可能ではないことを示した」としている。

 このほか、白書は、意欲のある高齢者が働ける職場を整備することで社会保障の支え手を増やし、地域のボランティアらが家庭での子育てや介護などを助ける「職場・家族・地域の支え合いの循環」を提唱した。国民同士が支え合う「自助」の活動が広がることで、急速に進展する少子高齢化による年金、医療、介護など公的社会保障制度への過度な負担を避ける効果を期待している。

(引用ここまで)

ということで、今年版の白書のテーマはおそらく「少子化と労働の関係」ということになりそうですが、問題は白書に書かれているようなことを企業の規模に関係なく全社的な価値観として共有できるかということになるのではないかと思います。いくら白書で警鐘したとしても「育児休業・休暇をください」と言っても「何考えてんの?」という企業体質が変わらない限りは画餅にすぎませんから。

現在の企業のトップの方々及び中間管理職の方々はそういう体質に慣れきっていますから、いきなり「育児と労働の関係にやさしくするように」と言われてもなかなかシフトチェンジするのは難しいでしょうが、一気に変えるのではなく徐々に変えていくの好ましいのではないでしょうか。当然世代交代は進むわけですから、世代交代が完了した後(つまり、我々30代の世代がトップになる時代)には育児(少子化)と労働に関する新しい関係(=やさしい関係)が構築できるのではないかと思います。もっとも新たな問題(具体的には分からないが)が出てくるのは必至でしょうが、新たな問題も我々が解決するのだという気持ちをもつことをそれぞれ考えるきっかけを今回の白書で与えられるのかな、と思います。

おそらく近いうちに大きな書店の政府刊行物コーナーで今年版の厚生労働白書が発売されるのを見ますから、久しぶりに買ってみようかなと思います。


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posted by gogosharo at 16:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 労務関連ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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