2006年11月11日

ホワイトカラーエグゼンプションの審議 続編

こんにちは、「ゴーゴー社労士」です。

社労士試験の合格発表が昨日行われたわけですが、ひそかにとんでもないことが起こっていました。試験センターにアクセスしていただければわかると思いますが、選択式の2点でもいい科目に発表時にはなかった「雇用保険法」がひそかに追加されていたのです。

発表時の記載ミス・記載漏れであったのかもしれませんが、こんなことが起こっていては今年の問題(の質の悪さや出題ミスの急遽公表)も含めて試験センターは何をやっているんだという不信感を拭うことはできません。試験センターには猛省してもらいたいものです。

今日は、2日前に投稿した「ホワイトカラーエグゼンプション」についての実際の審議の状況が日経新聞の記事に載っていたため、これを取り上げたいと思います。

(NIKKEI NETより引用)

自由度高い労働時間制、厚労省が労政審に素案

 厚生労働省は10日、雇用ルール改革を話し合う労働政策審議会(厚労相の諮問機関)労働条件分科会を開き、今後の議論のたたき台となる素案を示した。ホワイトカラー社員を労働時間規制から除外する条件として、企業に従業員の健康管理や週2日相当以上の休日の確保などを義務づけ、労働基準監督署による監視強化も盛り込んだ。雇用ルール改革は今回の素案を軸に労使代表が具体策を詰める段階に入った。

 素案はホワイトカラー社員を規制の対象外とする新制度を「自由度の高い働き方にふさわしい制度」と定義。企業が導入する条件として、社員の健康維持など複数の義務を課した。

(引用ここまで)

導入条件の素案は

(1)週休2日相当の休日の確保、具体的には4週4日以上、年間週休2日分(104日)以上の休日を取れるように義務づける
(2)月80時間以上残業の場合は医師が指導

などといったことです。長時間労働させることになるかもしれない以上、当然の対価ではあると思います。

更には対象となる労働者=ホワイトカラーを以下のように定義しています。

(1)労働時間と仕事の成果が比例しない働き方をする
(2)権限・責任を相当持つ
(3)仕事の進め方や時間配分などで上司から指示されない
(4)年収が相当程度高い

条件としては企画業務型の裁量労働制に似ていなくもないですが、ポイントはやはり(4)年収が相当程度高い でしょう。また(2)や(3)も含めれば対象となるホワイトカラーはかなり限定されるのではないでしょうか。経営側が主張する「年収400万円以上」ではあまりにもハードルが低すぎると思うし、厚生労働省もそういう解釈をしたのでしょう。

あくまでも「素案」なのでこれからも議論は重ねられていくものと思いますが、このホワイトカラーエグゼンプション導入をはじめとした労働基準法の改正法案が来年の通常国会で提出される予定であること、そのために年内には審議会の最終報告をまとめるということなのであまり時間は残っていないはずですから、時間切れにならないようにしてもらいたいと思います。人事・労務関係者にとってはこの問題は目が離せないものと思います。

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posted by gogosharo at 11:22| Comment(0) | TrackBack(2) | 労務関連ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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