2007年01月06日

ホワイトカラーエグゼンプションに対する首相の反応

こんにちは、「ゴーゴー社労士」です。

このブログで何度も触れてきたホワイトカラーエグゼンプションですが、これまでは労働政策審議会の場で議論してきたものが今年からはこの制度を含めた労働基準法改正法案として国会で議論が行われる(はず)なのですが、こんどは政治が絡むので各政治家の思惑もあったかなり微妙・複雑な状況になっているのではないかと思います。実際に公明党や与党の一部からは慎重論が出ている一方で、柳沢厚生労働大臣は予定通り法案を提出する方針を崩していません。そういった中で安倍首相がホワイトカラーエグゼンプションに対しての発言をしましたが、日経新聞と朝日新聞で記事のニュアンスが異なる記載をしています。

首相、労働時間規制除外制度に慎重姿勢(NIKEEI NETより)

残業代ゼロ 首相「少子化対策にも必要」(Asahi.comより)

前者の日経新聞では政府・与党間でもっと議論をする余地があるという慎重論を強調した記事になっていますが、後者の朝日新聞では『「首相は「家で家族そろって食卓を囲む時間はもっと必要ではないかと思う」「長く働くほど残業手当がもらえる仕組みを変えれば、労働者が働く時間を弾力的に決められ、結果として家で過ごす時間も増える」』と解釈しているようです。

後者の朝日新聞の記事については、ブログ仲間である「人事労務屋のつぶやき」田代英治さんの今日の記事で鋭い批評をしているのですが、私も同感で、安倍首相はいきなり政治の世界に飛び込んだのではなくサラリーマン経験があるわけですから、朝日新聞の記事のような解釈は見等はずれと言わざるを得ません。

今後ホワイトカラーエグゼンプション制度がどのように議論されていくかはわかりませんが、労使の対立がなくなることは絶対にありえないこと、政府・与党内でも意見が一致していないことを考えると議論は長期化するかもしれません。最悪のシナリオは法案の強行採決ですが、絶対にそうならないようにするべく安倍首相をはじめ政治家は努力してほしいと思います。


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posted by gogosharo at 12:18| Comment(2) | TrackBack(2) | 労務関連ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
村上さん、こんにちは。
TB、コメント、引用ありがとうございました。

全く同感ですね。厚労省(労政審)は、短期間でまとめあげようとしましたが、やはり無理があるように感じます。

ここにきて、参議院選挙がどうのこうのといい始める輩も出てきて、混乱に拍車がかかっているようです。

内容もそうですが、やり方も稚拙だと感じています。

今後とも情報交換等よろしくお願い致します。
Posted by 人事労務屋・田代 at 2007年01月06日 15:55
田代さん、こんばんは。
返事が遅くなり申し訳ありません。

本日もこの件について投稿しましたが、ある程度予想していたこととはいえ、ついこの間の郵政問題のように混乱に拍車がかかったような感じがします。

>今後とも情報交換等よろしくお願い致
>します。

田代さんほどの鋭い指摘は無理ですが、なるべく自分の意見は出すように情報収集・発信は今後もしていきます。
Posted by 「ゴーゴー社労士」村上隆洋 at 2007年01月07日 22:18
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安倍首相「ホワイトカラーエグゼンプションが少子化対策に必要」
Excerpt:  おはようございます。今朝は、一転して雨が降っています。全国的に大荒れの天気になるということです。3連休は自宅で過ごそうと思っています。  朝起きて、朝日新聞の「ロストジェネレーション―25〜35歳..
Weblog: 〜人事労務屋のつぶやき 独立編〜
Tracked: 2007-01-06 15:43

ホワイトカラーエグゼンプション <残業ゼロ制>安倍首相が国会提出断念を明らかに
Excerpt:
Weblog: 総合情報ニュース徒然草
Tracked: 2007-01-17 12:43
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