2007年01月27日

年金は払い損になる?ならない?

こんばんは、「ゴーゴー社労士」です。

最近はトラックバックを承認制にしているのですが、承認制にしているということはこちらが許可しないと反映されないわけですから、明らかにスパムとわかるもの・お金儲けの欲望が絡むトラックバックは当然削除しますし、そのときに書いた記事を読めば普通はトラックバックをすることを諦めるはずです。なのにその時の記事にトラックバックを平気で打ってくる心理がよくわかりません。記事を読んでない=キーワードしか見ていないからこそそういう行為に出るのでしょうが、ここまでくると失笑ものですね・・・。

今日は、柳沢厚生労働大臣が「年金保険料は絶対に払い損にはならない」と講演で強調していた記事を日経新聞のウェブサイトで見つけたので、紹介したいと思います。

(NIKKEI NETより)

「年金、払い損にならない」柳沢厚労相が講演で強調

 柳沢伯夫厚生労働相は27日、島根県松江市内で講演し、将来の信頼性を疑問視する声が上がっている年金制度について、「若い人も掛け金より絶対に多い額が年金として戻ってくる」と強調、制度の維持に自信を見せた。ただこの日の講演では年金支給額が年金保険料をどの程度上回るかなど、具体的な根拠や数値目標は示さなかった。

 パートタイム労働者の厚生年金適用など制度改革論議が進んでいる。柳沢厚労相の発言は「年金は払い損になる」という若者を中心にした懸念を打ち消す意図がある。

(ここまで)

厚生労働省を代表する人間としては当然「年金は払い損になります」ということは口が裂けても言えるはずがありません(仮に言ったとしたらこれは完全な失言になり、昭和初期の金融恐慌レベルの大問題になってしまいます)。年金保険料が払い損になるかそうでないかということについては、下記にこのブログでも何度か紹介している本



の52〜63ページにかけて払い損になるケースと払い得になるケース(上記の本は後者の立場)が書かれてありますが、それぞれの主張が強く滲み出ている部分もあるのでどちらが正しいかということについては明言を避けますが、根拠もなく「絶対に大丈夫」というのはちょっと説得力に欠ける気がします。今後の年金受給額も2004年改正時には現役時の収入の50.2%と5割を切ることがないということで改正されたはずですが、その前提となる合計特殊出生率が下回ってしまったことなどで今後は47〜51%という現時点での推計という微妙な結果が出てしまったことで更に不安感は増加してしまったかもしれません。

ただ、現在の憲法下では生存権が規定されている以上、年金制度が崩壊するということは基本的にはありえないし、当然年金保険料が払い損になる恐れがあるとすればそうならないような対策をしなければなりません。具体的な数値を示すことができないのであれば、憲法の生存権に基いて国民年金や厚生年金があるのだという(これは法律上の根拠になりますが)ことを言うべきだと思います。私は年金制度について聞かれた場合は、常にこのことを主張し続けていこうと思っています。


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posted by gogosharo at 20:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 年金 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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