2007年03月06日

年金制度を正しく理解してもらうためのカギ

こんにちは、「ゴーゴー社労士」です。

「年金制度を正しく理解してもらうためには何が必要なのか?」ということについてあれこれ考え、いろいろな文献や書籍を読んでいるのですが、現時点での結論としては「これだ!」ということを挙げておきます。

「年金制度の目的・存在意義を理解してもらうということ」

です。

いろいろな書籍等では年金(制度)のことについてほとんどが以下のことを書いてあります(ニュアンスは違えど大体共通ではないかと思っています)。

「年金は、老後の所得保障である」

確かにその面はあるので正しいといえば正しいことにには間違いありません。しかし、絶対的な正解であるかといえばそうではありません。国民年金保険法の第1条と第2条、厚生年金保険法の第1条には次のことが記載されています。


国民年金法第1条

国民年金制度は、日本国憲法第25条第2項に規定する理念に基き、老齢、障害又は死亡によって国民生活の安定がそこなわれることを国民の共同連帯によって防止し、もって健全な国民生活の維持及び向上に寄与することを目的とする。

国民年金法第2条

国民年金は、前条の目的を達成するため、国民の老齢、障害又は死亡に関して必要な給付を行なうものとする。

厚生年金保険法第1条

厚生年金保険法は、労働者の老齢、障害又は死亡について保険給付を行い、労働者及びその遺族の生活の安定と福祉の向上に寄与することを目的とし、あわせて厚生年金基金がその加入員に対して行なう給付に関して必要な事項を定めるものとする。


というように、年金制度は老齢はもちろんのこと、障害や死亡に対するリスク回避のために国が設けた社会保障制度です。当然老齢が一番メジャーなのですが障害や死亡といったリスクについても考慮されるべきなのです。各種書籍では老齢のことばかり記載され、障害や死亡に対するリスクについてはほとんどといっていいほど記載がないように思います(あくまでも私が読んだ限りの書籍では)。老齢のことしか記載されていないからこそ年金加入の損得論などが経済学者を中心に論じられているのかなというのが実感です。

ということで、年金制度を正しく理解してもらうためのカギは上記に記載した年金法の目的を理解してもらうことであると思っています。在職老齢年金などのテクニカルな部分も重要なことは間違いありませんが、それ以上に目的を理解してもらうことが大事だと思っています。この分野であれば1〜2時間くらいの話はできそうなので(4月に川越支部の協力事業で実際に話をするかもしれませんが)、もし話が聞きたければオファーをお願いいたします。


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posted by gogosharo at 10:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 年金 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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