2007年07月16日

確定拠出年金と運用

「日本版401k」1兆円突破、三菱UFJ信託銀が業界初(Yahoo News―読売新聞より)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070716-00000103-yom-bus_all

MUFGグループの三菱UFJ信託銀行が確定拠出年金の運用受託高が1兆円を突破したということ、他の金融機関も三菱UFJ信託におそらく続くでしょうから「確定拠出年金全盛期」と捉えられがち(読売の記事はそのようなイメージで記載されているように思える)でしょうが、確定拠出年金に関する一方の現実が日経新聞の記事に記載されています。

(NIKKEI NETより)

確定拠出年金、「運用放棄」7割増

 確定拠出年金(日本版401k)制度で資金を運用しながら転職などで手続きを忘れ、「運用放棄」と見なされている人が2006年度に8万638人いることがわかった。国民年金基金連合会の調べで判明したもので、前年度より7割程度増えている。公的年金の記録漏れが問題となるなかで、制度の運営がうまくいかないもうひとつの年金問題ともいえそうだ。

 日本版401kは加入者本人や企業が毎月一定額を出し、積み立てたお金を投資信託や債券などで運用する仕組み。加入者が年金資金の運用先を自己責任で選べるようにするとともに、企業側の運用負担などを軽減するのが目的だ。すでに欧米など海外では普及が進んでいる。

(ここまで)

日経は「制度の運営がうまくいかないもうひとつの年金問題」と捉えているようです。理由はいろいろと考えられると思いますが、おそらく最大の問題は企業における投資における情報格差、それと連動する本人の投資マインドだと思います。確定拠出年金を導入している大企業であれば投資に関する情報が簡単に手に入りますが、確定供出年金を導入している中小企業などに転職する、あるいはそうでない企業に転職すると簡単に入っていた情報が手に入れにくくなる→投資マインドが薄れる→運用放棄するというマイナスのスパイラルが起こるということが十分にありうると思います。

投資好きの方であれば確定拠出年金は非常にうまく利用できるのでしょうが、そもそも投資に興味がない方にとってはやはり苦痛であると思います。大企業であればそれなりの情報が届くので人の真似をするということも可能ですが、そうでなければ自然と手続きも忘れてしまうだろうし、投資マインドがありませんから自然と運用を放棄してしまう流れになってしまうのではないでしょうか。確定拠出年金で重要なのはいかにして「投資マインド」を持ってもらうかということになると思います。それがなかなか身につかないから確定拠出年金に関する運用放棄という問題が起きるのでしょうが・・・。
posted by gogosharo at 15:34| Comment(0) | TrackBack(2) | 年金 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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