2007年07月05日

遡及年金とその収入年の関係は?

こんにちは、「ゴーゴー社労士」です。

今日は、昨日の予告どおり「遡及分の年金」について書こうと思います。

年金に関する時効の撤廃特例法(国会で可決されたので「法案」ではなく「法」と書きます)が近いうちに公布・施行されますが、それまでは年金受給権の時効は5年ということで「記録漏れ」や「請求漏れ」があった場合は最大で5年分年金が遡及して受給されることになります。これについては年金に関する本にも書かれていることですが、問題なのはその「5年分の遡及年金」は「いつの収入になるのか?」ということです。

昨日も書きましたが、年金の辞書的な本として有名な



この本には書かれていません。他の本にはもしかしたら書かれているかもしれませんが、結構記載されていないのではないでしょうか。

ネット上でも検索してみましたが、やはり記載はほとんどといっていいほどありません。唯一ヒントらしきものを見つけたのがこちらのホームページの2番目の項目の最後に記載されている「裁定請求が遅れたことにより前年分以前の年金が一時に支払われる場合であっても、それぞれ定められた支払期により年区分し」という文章で、それを基に所属している年金の自主研究会の大先輩社労士の方と社会保険事務所に聞いたところ、ともに「遡及分の年金としては一度に受給するが、年金の収入としてはそれぞれの年ごとの収入になる」という答えで一致しました。要するに、60歳で受給できるはずであった年金は60歳時点での年金収入、これが64歳までその年ごとに収入になるということになります。

ということは、遡及分の年金が新たに加わることで、年金額によっては源泉徴収されることがなかった年金(源泉徴収されるのは老齢年金のみ)が源泉徴収されるといったことがありうるわけです。当然過去5年分にわたって確定申告をしなければならないということもありえます。

年金を中心にしている社労士であれば常識的なことかもしれないのですが、これは実際に実務について初めて理解できたことです。このようなことを一つ一つ積み重ねていくことで本物の「年金の専門家」になっていくのだと思います。私もようやくその入り口に入ることはできたのかな、と思います。
posted by gogosharo at 17:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 年金 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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