2007年02月07日

離婚時年金分割のポイント その2−「厚生年金」と「標準報酬」

こんにちは、「ゴーゴー社労士」です。

事務所ホームページに乗せるコンテンツの一部である老齢年金の老齢基礎年金の項目を作成していたらブログを書く時間がなくなってしまいました。本来であれば昨日書く予定であった離婚時年金分割のポイント 第2回目は今日書くことにします。本当は間隔があいてしまうと特集としてはよくないので、気をつけます。

第2回目のポイントは「厚生年金」と「標準報酬」です。

最初の「厚生年金」ですが、分割の対象になるのは現年金制度における国民年金(基礎年金)の上乗せである厚生年金(報酬比例年金)であるということです。国民年金(基礎年金)は全国民共通の年金であり「国民皆年金」のコンセプトがある以上、分割の対象としてはそぐわないのだと思います。あくまでも対象は厚生年金、しかも第1回目で書いたように「婚姻期間中」の厚生年金部分です。国民年金(基礎年金)部分も含めた年金全体が対象ではないので、この点は注意してください。結構勘違いするところだと思います。

次の「標準報酬」ですが、離婚時年金分割のイメージとしては年金額で分割というイメージがわかりやすいのですが、実際に分割されるのは「標準報酬(「標準報酬月額」と「標準賞与額」)といった婚姻期間中の厚生年金に関する年金記録です。期間中の「標準報酬」についての具体的な計算は社会保険庁(社会保険事務所)のコンピュータでないと計算できないので省略しますが、額そのものが分割の対象になるのではないということを意識してもらえればありがたいです。

簡単な計算をするとすれば、婚姻期間の厚生年金加入期間中に受けた報酬の総額がいくらかということがわかれば、おおむねの標準報酬は判明します(正式に知りたいのであれば、やはり社会保険事務所に行くことをお勧めします)。具体的な例を挙げると、婚姻期間中の厚生年金加入期間が240ヶ月で、その期間中に受けた報酬の総額が4000万円の場合は以下の額になります(実際にはスライド率も計算の対象になるのですが、ここでは無視します)。

4000万円×5.769(厚生年金計算における乗率)=230,760円

この230,760円が離婚時年金分割におけるベースとなる「標準報酬」の額になります。

次回は「分割の比率」について書いていこうと思います。


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posted by gogosharo at 11:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 年金 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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