冒頭には野球の話題を取り上げることが多いのですが、今日は相撲の話題を取り上げます。名門部屋の一つであった伊勢ヶ浜部屋が消えることになりました。伊勢ヶ浜部屋といえば私が小中学生の頃には関取や部屋付の親方が多数いたという印象が強いのですが、群馬の日航機墜落事件で伊勢ヶ浜親方の家族を一度に失ってしまったことがきっかけになって伊勢ヶ浜部屋は没落の一途を辿り、最終的には力士がたった2人というのが伊勢ヶ浜部屋の現時点での最終形でした。そのうち誰かが伊勢ヶ浜部屋を再興するのでしょうが、相撲ファンとしては非常に寂しいニュースであったと思います。
今日は有効求人倍率のことを取り上げます。14年ぶりに1倍台に回復したようです。
(YOMIURI ONLINEより)
06年の有効求人倍率、14年ぶりに1倍台を回復
厚生労働省が30日公表した2006年の年平均の有効求人倍率は1・06倍となり、14年ぶりに1倍台を回復した。
また、総務省によると、同年の年平均完全失業率は4・1%で、4年連続で低下した。景気回復による雇用情勢の改善がより鮮明になった。
年平均の有効求人倍率は4年連続で前年を上回っており、02年の0・54倍から、ほぼ2倍の水準に回復した。有効求人倍率が1倍を超えると、計算上は、職を探す人全員が就職することができるだけ企業の求人があることになる。
06年の年平均の完全失業者数は前年比19万人減の275万人となり、4年連続の減少。自営業も含む就業者数は、26万人増の6382万人だった。サラリーマンら雇用者数は79万人増の5472万人で、1953年の調査開始以来、過去最高となった。
一方、06年12月の有効求人倍率(季節調整値)は前月比で0・02ポイント上昇し1・08倍となり、13か月連続で1倍台を超えた。
同月の完全失業率(同)は4・1%と前月より0・1ポイント悪化した。よりよい職場を求めて離職する人が増加したためなどと見られる。
(ここまで)
マクロ的に見れば景気回復・雇用状況も回復しているという状況がよく理解できる今回の厚生労働省の発表ですが、ミクロ的に見れば有効求人倍率には地方によってかなりの格差が依然として残っているという現実が(おそらく)あるということは理解して欲しいと思います。代表的なのが財政再建を余儀なくされた北海道の夕張市の例で「そもそも仕事がない」と嘆いている現状があります。
なかなか難しいことではありますが、全国的に有効求人倍率が1倍を超えたというレベルでなければ有効求人倍率については喜べる状況ではないし、景気回復ということについても喜べる状況ではないような気がします。
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