2006年12月14日

ホワイトカラーエグゼンプション、監督官も6割が反対

こんにちは、「ゴーゴー社労士」です。

松坂大輔投手のボストン・レッドソックス入団をめぐる契約交渉がかなり厳しい局面を迎えていましたが、本人がボストン入りして契約もまとまったというような報道もされているようです。交渉期限は12月15日ですから、その時期を待って正式契約が発表されるかもしれませんね。実際にそうなることを願います。

(追記)

どうやら6年契約で合意したようですね。正式には明日発表するようです

本題に入って、このブログで何度も取り上げているホワイトカラーエグゼンプションですが、もし導入された場合に労働状況を監督する労働基準監督官は6割が制度導入に反対しているようです。

(Asahi.comより引用)

残業代ゼロ導入、労働Gメンの6割が「反対」

 一定の年収などの条件を満たした会社員を労働時間規制から外し、残業代をゼロにする「ホワイトカラー・エグゼンプション」の導入について、不払い残業の摘発や労災調査の一線に立つ労働基準監督官の6割が反対していることが、13日、監督官らで作る全労働省労働組合(全労働)のアンケートで分かった。反対が多い理由を、全労働は「労働時間の記録が残らず、実態把握が難しくなり、調査や指導に支障が出るとみるからではないか」と分析している。

 監督官は「労働Gメン」と呼ばれ、全国約350カ所の労働基準監督署などに配置されている。調査は11月に実施され、現場の監督官約1700人のうち、約8割の1319人が回答した。

 ホワイトカラー・エグゼンプションを「導入すべきだ」は17.9%にとどまり、「すべきでない」が60.0%と大幅に上回った。何を見直すべきかを複数回答で聞いたところ、「監督官の増員」が71.3%と最も多く、「企業の労働時間の把握義務の強化」(64.2%)、「(時間規制の対象外である)管理職の範囲の厳格化」(57.0%)など、規制強化を求める声が目立った。

 都内の監督官(49)は「過労死の案件を見ると、労働時間をずさんに管理されている人が多い。新制度では、深夜の残業代割り増しからも外れる恐れがあり、より過酷な実態になるのでは」と話した。

(引用ここまで)

ホワイトカラーエグゼンプションの導入に積極的な姿勢を見せているのは結局経団連だけで(同友会は反対の立場)、現場に関わる労働者や引用記事のように労働基準監督官は反対の傾向が強いようです。理由は引用記事に挙げられてることが主流ですが、ただでさえ労働時間が長い・サービス残業が当たり前の状況を考えると当然引用記事のような考えを抱くのは仕方がないのではと思います。

特に労働基準監督官の場合は第三者の目で労働状況を見守るということで、ホワイトカラーエグゼンプション導入後の労働状況が長年の経験から見て明らかに悪い状況に向かうというように判断したのだと思います。

21日の労働政策審議会でホワイトカラーエグゼンプションの導入に関する最終報告が出ますから、そのときに労働基準監督官はどういう反応を示すのか(もちろん労働者や経営者も)、その日の報道に注目が集まるものと思います。


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posted by gogosharo at 12:13| Comment(0) | TrackBack(3) | 労務関連ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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