何度も国民年金保険料の申請免除に対する社会保険庁の不祥事に関する記事を書いてきましたが、このニュースを知ってか知らないかはわかりませんが、「国民保険健康保険庁」という架空の団体を装った架空請求のハガキがばら撒かれているようです。注意を促すため、号外で投稿することにしました。
(YAHOO NEWS-共同通信より引用)
国民健康保険庁名乗る文書 厚労省が注意呼び掛け
「国民健康保険負担割合変更のお知らせ」と題した不審なはがきが、実在しない「国民健康保険庁」を名乗って兵庫など少なくとも11道府県の住民に送り付けられていたことが、厚生労働省の調べで29日、分かった。これまで詐欺などの被害は確認されていないというが、同省は注意を呼び掛けている。
はがきは、受取人が「年金未納期間がある方」「保険証切り替え時、期間の空いた方」などに該当するとし、指定された東京都内の電話番号に連絡しなければ「保険証が使用停止となる」と、うその警告をする内容。
(引用ここまで)
なお、「夢なら」の架空請求データベースにそのハガキの内容の全文が載っています。
国民健康保険の運営者は各市区町村、都道府県に1つの国民健康保険組合、弁護士や税理士などの特別な職種の国民健康保険組合で、「国民健康保険庁」などは全く存在しない架空のものです。また、リンク先にある住所「千代田区霞ヶ関3−2−48 」ですが、「霞ヶ関3−2」は6号(3−2−6)までしかありません。これで明らかに架空請求ハガキだということが一目瞭然です。
また、リンク先の下方に書いている「国民健康保険庁 健康保険課 国民年金係」というのも明らかにおかしいです。「国民健康保険庁」と書いている以上管理するのは「健康保険」だけでいいはずですから、「国民年金」は全く別のものです。よくもこんな悪知恵が思いつくのか、と考えてしまいます。知っている言葉を並べているだけですし、文章もよく見てみるとおかしなものばかりです。なお、保険料の納付・督促については必ず「市区町村役場」から来ます。「国民健康保険庁」などという訳のわからないところからは絶対に来ません。
万が一このようなハガキがポストに入っていた場合は、ハガキに書かれている電話番号には絶対に電話せず、社会保険事務所、各市区町村役場などへ持っていくこと、そして近隣の方々へ「このような架空請求ハガキが来た」と知らせるようにしましょう。
人気blogランキングに参加しています。

にほんブログ村にも参加しています。
